新型コロナウイルス感染拡大防止の緊急事態宣言が解除されたとはいえ、石巻市では学校の臨時休校が今月末まで続く。そんな不自由な生活の中、子どもたちに駄菓子店の楽しさを届けようと、同市立町1丁目の「ジャンプ」がテークアウト商品を販売し、人気を集めている。

 緊急事態宣言後、外出自粛に伴い商店街は閑散となった。さらに子どもたちは休校措置により、基本的に自宅で過ごすことを余儀なくされた。20年以上、ジャンプを経営してきた店主の近藤ゆう子さんにも、常連だった子どもたちや親から「気晴らしに店に行きたいが、できない」という声が寄せられていた。

 そこで近藤さんは、30種類以上の駄菓子を選んだ詰め合わせをテークアウトで販売することにした。商品は2種類あり、一つは全ての商品の中から選んだもの、もう一つは「くじ」付きの商品を集めたもの。「くじ」付きは、子どもたちにより駄菓子店らしい楽しみを味わってもらおうと考えた。どちらも税込み1000円。

 土曜、日曜に店頭で手渡すので、原則として金曜までに予約する。ただし状況によっては相談に応じることもできる。

 近藤さんは「駄菓子店ごっこをして、家で遊びたいという小学生の声もあった。できることをして、子どもたちのステイホームを応援したい」と話す。

 営業は午後1~5時。定休日は火曜と水曜。予約は0225(96)5661。