石巻市が整備を進める都市計画道路「釜大街道線」のうち、工事が終了した4区間計約766メートルが27日、暫定的に開通する。大街道地区の国道398号の混雑を緩和し、災害発生時の避難道路にも位置付けられる。同路線と交差する「石巻工業港運河線」も一部で利用を始める。

 釜大街道線は国道398号や釜地区の臨港道路と平行して東西に走る。片側1車線で、総延長約3580メートル。事業の進捗(しんちょく)率は46%。

 既に4区間の計約884メートルを利用開始していたが、開通区間は細かく分断されていた。今回の利用開始で石巻工業港曽波神線との交差点の東側約1182メートルと、西側約468メートルがそれぞれ一体的に通行できるようになった。

 曽波神線との交差点部分は9月に開通する予定。東西の未開通部分は今後着工し、本年度末の全線開通を目指す。交通量の多い398号を補完するほか、津波発生時に高台の日和山方面に向かう東西の避難道路としても想定する。

 石巻工業港運河線は、臨港道路と国道45号を結ぶ延長約1426メートルの都市計画道路。臨港道路に近い約218メートルの区間が先行して開通する。内陸部に向かう避難道路の役割を担い、北北上運河に橋を架けて大街道地区と蛇田地区を直結する。全線開通は本年度末を目標にする。

 市都市計画課の佐藤一弘課長は「いずれも交通の円滑化や避難道として重要な路線。早期完成を目指して整備を進める」と語った。