石巻市内の小中学校でエアコンの設置工事が急ピッチで進んでいる。7月中には全校で稼働できる見通し。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休校が長期化し、市教委は夏休みを12日間に短縮。7月末から8月にかけて計16日間の授業日を設けたが、猛暑のピークまでには設置が間に合いそうだ。

 エアコンは各校の普通教室と図書室、保健室、職員室、校長室に取り付ける。市教委は昨年11月、今年3月に移転新築された北上小を除く小中51校、計662室分の設置工事を発注した。旧町地区などを中心に6月から順次工事が完了し、最も遅い学校でも7月20日ごろには試運転を始められる見込み。

 市教委学校管理課の担当者は「機材の納入の遅れで計画より工期は延びたが、一番暑い時期には全校が間に合いそうだ」と胸をなで下ろす。

 同市釜小では7月初旬から運転開始できる予定。小林義則教頭は「昨年も暑さで体調を崩す児童がいた。8月の暑さはクーラーなしでは心配だった」と安堵(あんど)する。

 臨時休校中は日中も教室内の工事を進められたが、授業が再開する6月1日以降は放課後と夜間の作業になる。釜小の工事担当者は「作業時間は限られるが、少しでも早い設置を目指したい」と話した。

 臨時休校で不足した授業時数を確保するため、市教委は当初7月21日~8月25日の予定だった夏休みを8月8~19日に短縮した。

 石巻市と同様、夏休みを12日間に短縮した東松島市は、2019年度までに市内全11校の普通教室などにエアコンを設置した。

 女川町で8月に開校する小中一貫の女川小中は、普通教室18室をはじめ理科室や音楽室、図書室など、体育館と武道場以外は全てにエアコンが設置される。新校舎は7月中旬に完成予定で夏休み中に引っ越しを進める。

 現在の女川小、女川中の各校舎の普通教室には設置されておらず、これまで通り扇風機や窓を開けるなどして対応する。

 町教委は夏休みを当初の予定より14日間短い8月1~22日にする予定。