石巻高校ボート部のOB・OGでつくる「柏漕会(はくそうかい)」(佐々木正彦会長)は、2018年に同部が創部60周年を迎えたことを記念し、「宮城県石巻高等学校ボート部創部60周年記念誌『悠久たる北上川の流れとともに』」を発行した。ボート部は1958年に創部され、今年で62年目を迎える。昨年度のインターハイには3種目に7人が出場し、伝統校として高い実績を誇る。

 記念誌は「草創期」に始まり、「ナックル・フィックス時代」「ナックル・シェル時代」「シェル時代」と4章に渡って競技用ボートの変遷を追う。31~90回生まで計22人のOB・OGが寄稿し、当時の練習風景や、インターハイ、卒業生のオリンピック出場などの活躍を写真付きで紹介している。

 同会事務局の菅原文昭さん(66)は「夢を追った各回生の、熱意の総結集を形にできてうれしい。現役の方やこれからボートをする人たちに読んでもらい、自分たちなりの青春の1ページを作っていってほしい」と話した。

 計300部を製作し、22日には菅原さんが市教委員会に43部を寄贈した。市立図書館に5部、市内にある19の中学校に各2部ずつが配布される。

 市教委の及川伸一事務局長は「ボート部の歴史とともに石巻史を知ることができる貴重な資料を頂き、大変ありがたい。公的な場で多くの方に見てもらいたい」と話した。