石巻市は28日、緊急事態宣言の解除を受け、新型コロナウイルス感染拡大防止のため休館していた公民館の利用を再開した。感染予防対策を講じた上での利用となり、市は利用者に理解と協力を求めている。

 3月4日から休館していた石巻中央、渡波、蛇田、稲井、荻浜、桃生、河北、河南、雄勝、北上、牡鹿の計11地区の公民館が再開した。

 蛇田公民館(同市恵み野2丁目)では早速、午前9時ごろから市内に住む主婦4人が集まり、約3時間にわたってビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」の練習会を開いた。タブレット端末を手に会話が弾み、笑顔があふれた。参加した60代女性は「1カ月以上待ってようやく集まることができた。(アプリの使い方を共有でき)これで自宅にいても友達とのおしゃべりが楽しめる」と喜んだ。

 大森和彦館長は「いろいろな制限はあるが、まずは再開できて良かった。これからは利用者の方と連携して感染対策を取っていきたい」と述べた。同公民館は例年5月に開講していた高齢者講座「明笑大学」を1カ月遅れで6月にスタートさせる予定。7月には一般向けの市民講座なども順次開催する。

 市は来館前の検温実施を求め、発熱などの症状や体調不良の場合は利用は自粛するよう呼び掛けている。利用の際にはマスクの着用、手指アルコール消毒、手洗いを求めるほか、定期的な換気と消毒などの感染対策を行う。退館時には利用者全員分の「利用者情報提供書」提出も求めている。