石巻地方の12カ所で介護事業を手掛けるぱんぷきん介護センター(石巻市丸井戸3丁目)は7月から、オンライン型の「介護職員初任者研修」を県内で初めて実施する。新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため「3密」を回避しながら、介護人材の育成を進める。

 初任者研修は介護職を目指す人にとって登竜門的な存在で、修了すると訪問介護に従事する資格が得られる。同社は1999年から実施。これまでは会場に受講生が集まる通学形式と、テキストと問題集を用いた通信学習を併せて実施していた。新型コロナに対応するため厚労省が臨時にオンラインでの実施を認め、同社が初めて県の指定を受けた。

 履修時間は135時間で、通学で行っていた98時間のうち、実技演習9時間を除いた89時間をオンライン型にする。ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使い自宅などで受講できる。通信学習はこれまで通り37時間設ける。

 渡辺智仁社長(43)は、今後は在宅介護サービスの需要が増えると見込む。「今の介護従事者の数では需要に応えきれない。人材育成の機会を閉ざすことなく研修を実施し、介護分野で新たに仕事を求める人にも価値ある学びの機会を提供したい」と話す。

 研修期間は7月26日~11月8日。受講費用はテキスト代を含め8万2000円。受講希望者は同社から申込書を受け取り、必要事項を記入して郵送か持参する。定員は20人。連絡先は0225(96)7845。