<管理徹底、おいしさ保つ>

 地酒300種、本格焼酎50種、梅酒やゆず酒などの和酒30種をそろえる専門店。酒器も取り扱う。飲食店は石巻市の120店を中心に取引があり、店頭やネットショップでも販売する。

 全国的に人気が高まっている石巻をはじめとする県内の地酒は、18の蔵元の商品が並ぶ。新たな商品を取り扱う際は、四釜壮俊社長(52)が各地で料理と一緒に味わいおいしいと感じ、石巻の食材と相性が良いことが決め手の一つになるという。

 モットーは「品質1番 もうけは2番」と、商品管理のための設備投資は惜しまない。日本酒は紫外線を浴びたり温度が高くなったりすると味や香りが変わってしまう。このため冷蔵庫で管理し、蛍光灯や自動ドアなどのガラス面は紫外線を遮る仕様にしている。

 四釜社長は「仕入れ時の状態を保ち、客においしく飲んでもらいたいという蔵元の思いを伝えたい」と言う。

 東日本大震災では店舗も商品も被災し、新型コロナウイルスの影響で売り上げは落ちた。それでも酒が避難生活や自粛生活の癒やしになったり、家族の仲を取り持ったりしたエピソードを客から聞いて励みになった。

 地酒をより知ってもらうため開く年に2回のイベントも好評だ。参加者には県内外の蔵元と交流し、地酒と料理を楽しんでもらう。親子連れも利用しやすい店にしたいと思い描く四釜社長は「出会いのきっかけや会話の潤滑油になり、酒がつなぐ縁もある。酒の魅力を伝え、将来につないでいきたい」と話す。

■会社概要
 1930年、現在の四釜壮俊社長の祖父、庄三郎さんが創業した。壮俊社長は4代目。当時はみそやしょうゆなど食品を販売。酒類の販売を始めた当初は業務用のみ扱い、その後地酒などに特化した専門店に移行した。従業員は4人。資本金300万円。営業時間は午前10時~午後8時。日曜日定休(店舗は不定休)。石巻市穀町2の17。0225(96)0188。
http://www.shikamashoten.com/