石巻市は、新型コロナウイルス感染拡大の経済対策として、5割増しのプレミアム付き商品券2種類を発行することを決めた。大型店でも使える地域商品券と飲食店などが個別に販売する前売りチケットで、地域経済全体の底上げと影響が大きい事業者の支援を平行して進める。21日の市議会臨時会に事業費4億6800万円を盛り込んだ本年度補正予算案を提出し、可決された。

 地域商品券は額面1000円の15枚つづりを1万円で販売する。大型店を含む多くの業種を対象にし、地元店限定の金額枠を設ける計画。市内全世帯数に相当する6万セットの発行を予定。石巻商工会議所に委託、10月の販売開始を見込む。

 前売りチケットは石巻観光協会が4~6月に実施したプロジェクトの第2弾に位置付け、額面3000円を2000円で提供する。飲食や小売りなどの参加店舗が個別に販売。9月上旬に開始し、参加1000店、発行10万枚を目指す。

 市は当初、特に打撃の大きい飲食店などを重点的に支援するため前売りチケットのみを発行する方針だったが、石巻商工会議所などの要望を受け、地域商品券も同時実施する形に制度を組み直した。

 補正予算は16億2754万円を追加し、総額3496億5831万円とした。国の「GIGAスクール構想」に基づき、市内の小中学生にタブレット端末を1人1台配備するための事業費を計上した。市教委は配備完了時期を当初の2021年度末から20年度末に前倒しする方針を示した。

 感染症対応で業務量が増えた小中学校の教職員を支援する学習指導員やサポートスタッフの配置事業費も計上。新型コロナの感染拡大防止策を取り入れる市内の事業者や市民団体、自治会などに上限10万円を補助する事業費も盛り込んだ。