石巻市は、策定を進める第2次総合計画(2021~30年度)に市民の声を反映させるため、一般市民を対象とした「市民ワークショップ(WS)」と、高校生と大学生を対象とした「未来WS」を開催した。

 昨年度に行われた第1、2回と、新型コロナウイルスの影響で書面開催となった第3回を踏まえた上で開かれた第4回。約5カ月ぶりに石巻の将来を展望する議論が交わされた。

 総合計画は今後10年間のまちづくりの基本的な方向性を示すガイドラインとして、市の最上位計画に位置づけられる。策定にあたって、国連の「持続可能な開発目標」(SDGs)の達成や震災からの復興、少子高齢化や人口減少などの観点も取り入れ、市の将来像や方針、具体的な取り組みを検討している。

 10日の一般市民に続いて開かれた11日の「未来WS」には、県内の高校や大学に通う学生15人が参加。第3回で集約した市民の意向を踏まえ、石巻市が抱える課題を考えるディスカッションを行った。

 テーマは(1)まちのにぎわい・地域の支え合い(2)遊び場・暮らしやすさ(3)自然を守る・自然を生かす(4)観光・商工業・まちのPR(5)子育て・教育。五つのテーマに分かれて意見を交換し、共有した。「若者と地域のお店が交流しにくい」「中高生が集まれる場所がない」「市の公式会員制交流サイト(SNS)が必要」などと若者らしい視点からの課題も上がった。

 参加した石巻工高2年の柳田義宗さん(16)は教室にエアコンが設置されておらず生徒が苦労している現状を訴え、「意見を計画に反映してもらい、自分たちでより良い街にしていきたい」と話した。