新型コロナウイルス禍により今年の航空祭を取りやめた航空自衛隊松島基地は31日までに、航空祭の代替として計画していたイベントの中止を決めた。全国で再び感染拡大が顕著になっていることなどを踏まえて判断した。

 代替イベントは、東日本大震災から10年目となり「松島基地震災復興十年目行事」として航空祭開催日の23日に予定。地元東松島市や県内の関係者約1500人を迎え、基地内に震災当時の被災状況を撮影した写真をはじめ、各種装備品や救援活動に当たった陸上自衛隊の資機材などの地上展示を行い、基地の復旧、復興状況を紹介する行事を計画していた。

 同基地は十年目行事を断念したが、当日は一般見学会を実施し、展示準備を進めていた写真などを公開する。見学会は新型コロナの感染拡大防止の徹底を図るため、今後は迎え入れる人数の制限も検討するなどして万全の態勢で催すという。3月に同基地であった五輪聖火到着式の出席がかなわなかった児童らも招きたい考えだ。

 23日は基地所属のブルーインパルスは飛行するが、展示飛行ではなく通常訓練の一環として行う方針だ。