県内のフードバンク4団体による情報交換会が14日、石巻市穀町の市ささえあいセンターであった。生活困窮家庭を食で支える活動は、徐々に認知されてきてはいるが、まだまだ広がりに欠ける面は否めない。一方で新型コロナウイルスの影響が広がる中、一人親世帯の支援などで大きな成果を上げている。今後さらに充実した活動の継続を図るために意見を交わした。

 石巻市の一般社団法人フードバンクいしのまき(末永博代表)が主催し、富谷市のコープフードバンク、NPO法人ふうどばんく東北AGAIN、多賀城市のNPO法人いのちのパンが参加した。

 各団体がそれぞれの活動状況を報告した。末永さんは「今年はコロナ禍で、学校が臨時休校になったほか、パートなどの仕事が減った。一人親世帯の支援が急務となり、3月から現在まで約700世帯に食料を届けた」と話した。さらに「外国人研修生の支援や、自治体と協力して、支援が必要な世帯の把握などに努めている」と述べた。

 食品を提供するだけに、寄贈を受けて保存し、提供するまで、一貫して安全性の確保が最大の優先事項となる。

 生協の外郭団体であるコープフードバンクは、厳格な温度管理をすること、チェック表への記名記入、倉庫内外の清掃の徹底、さらにコロナ対策として、ボランティアを含めスタッフ全員の体調管理、体温測定、手指の消毒などを徹底している-と報告した。

 他の団体からは、「常温保存でも夏場でも室温16度にするなどエアコンをフル稼働しなければならない」という声があった。

 今後の課題として、活動強化のためにも冷蔵、冷凍保存ができる倉庫などを共通で確保するなど、行政の指導を受けながら検討していくことを申し合わせた。