石巻市湊小(児童127人)で11日、南極の気候や動物、日本南極地域観測隊の生活などについて学ぶ「南極クラス」が開かれた。6年生27人が元隊員の体験談などを聞き、南極への理解を深めた。

 講師を務めたのは、第60次隊員の小山悟さん(48)と、第47、50、52、53次隊員の井熊英治さん(51)。小山さんは、観測隊には越冬隊(1年4カ月)と夏隊(4カ月)があることや、隊員それぞれの役割、生活環境などを紹介。活動拠点となる昭和基地の最大瞬間風速が、新幹線の速さに相当する時速220キロに達することなども解説した。

 井熊さんはペンギンやオーロラについて紹介したほか、南極の氷が全て溶けると、世界の海の高さが約50メートル高くなるなどと説明。南極の氷に触れる体験もあり、児童たちはカップに入った氷を眺めたり、耳を近づけたりして楽しんだ。

 2人は「今は夢がない子も、焦らなくていい。勉強はきっかけを見つけたり、可能性の枠を広げたりするためにやっている」「やらずに駄目になるのと、やって駄目になるのなら、やった方がいい。可能性を自分で見つけていけば面白くなる」などと呼び掛けた。

 千葉遥妃(はるひ)さん(11)は「南極は寒いだけではなく、風が強いというのが印象に残った。氷はプチプチと音が聞こえたり、空気が入っていてきれいだったりして面白かった」と話した。