デジカメの手ぶれ防止など、さまざまな分野で活用される小型センサーを組み込んだ機械装置の新たな可能性を競う「第11回国際イノベーションコンテスト」国内大会で、石巻専修大のチーム「ROGERIO」が優勝した。27日にオンラインで開く国際大会へ出場する。

 ROGERIO代表の同大理工学部情報電子工学科3年の今野優さん(21)と指導した水野純教授が15日、尾池守学長に成果を報告し、世界大会での意気込みを伝えた。

 今野さんらが開発したのは、レーザーを路面に照射し、その反射の様子からアイスバーン状態を素早く確実に把握する装置。通常の路面はザラザラしておりレーザー光線は乱反射するが、凍ってアイスバーンになるとツルツルの鏡面状態となり、ある方向へまとまった反射が出現する。その微妙な変化を察知し、ドライバーや歩行者へ警告音で知らせるほか、車の場合は安全機能と連動して事前に減速するなど、さまざまな応用が考えられる。

 アイデアのユニークさと高い実用性が高い評価を受け、参加した全国各地の大学を中心とした12校14チームの中で1位となった。

 今野さんは女川町出身。東日本大震災で自宅は全壊。現在は石巻市新成から通学している。今回の作品開発について「祖母の運転する車に同乗していて、アイスバーンの怖さを知った。東北以北の地域では必要なセンサーだと思い、研究を重ねた」と話す。

 尾池学長は「冬場、危険な路面を把握できるのは、とても有用だ。世界大会でも頑張ってほしい」と励ました。

※国内予選大会結果 - 国際イノベーションコンテスト
http://www.mu-sic.tohoku.ac.jp/ican/11thican.html