東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が2年前に解除された福島県川俣町で2日、メタンガスエネルギー教室があった。近畿大生物理工学部の鈴木高広教授がサツマイモを原料に作ったメタンガスで目玉焼きを調理し、同町富田小2年の児童9人を驚かせた。
 子どもたちは鈴木教授の説明を聞きながら、すりつぶしたサツマイモをドッグフードなどと一緒にペットボトルに詰める作業を体験。約1週間で容器にメタンガスが充満するという。
 鈴木教授はサツマイモ由来のメタンガスで目玉焼きを作ったり、発電機で明かりをともしたりして食用のイモがエネルギーになることを伝えた。
 教室は、2013年に本格始動した同大の復興支援プロジェクトの一環。風評が残る農作物を安心して食べられるよう、鈴木教授は底面から給水する「ポット鉢栽培法」などを考案し、町内の小学校などと協力してサツマイモを育ててきた。
 教室に参加した高橋希未(のぞみ)さん(7)は「イモでガスができることを初めて知った。楽しい実験だった」と笑顔で話した。