風力発電大手、ユーラスエナジーホールディングス(東京)が石巻市に整備した大型風力発電所「ユーラス石巻ウインドファーム」が完成し、現地で24日、竣工(しゅんこう)式があった。

 風力発電機は塔の高さ約70メートル、回転部分の直径約100メートル。上品山から籠峰山にかけた同市東福田に6基を設置した。2017年に着工し、事業費は約68億円。

 総出力は一般家庭約1万世帯分に相当する約2万400キロワット(1基3400キロワット)。全電力を東北電力に売却する。年間約1万9000トンの二酸化炭素削減効果を見込む。

 同社は11年度、環境省が東日本大震災の被災地で再生可能エネルギー導入を促す緊急検討委託業務を受託。風況などを調べてきた。

 竣工式で、同社の稲角秀幸社長は「復興という意義深いプロジェクトに参加できた。安全、安心な操業を心掛ける」と述べた。亀山紘市長は「再生可能エネルギーの期待が高まる中、本市に新たな活力を与える」と歓迎した。

 出力1000キロワット以上の大型風力発電所は宮城県内で2カ所目。