3月3日の桃の節句を前に、東日本大震災の行方不明者などの冥福を祈る「かえりびな」が、仙台市若林区のせんだい3.11メモリアル交流館で展示されている。3月13日まで。

 「仙台かえりびなの会」が全国から寄せられた帯や着物で手作りした。今回は震災の行方不明者数に合わせて完成させた2600体のうち、260体を展示。邪気を払うとされる桃のつるし飾りも彩りを添え、会場に一足早い春の雰囲気を漂わせている。

 同会代表の松崎翠さん(73)は「もうすぐ震災から10年目を迎えるが、今も悲しみに暮れる人がいる。かえりびなが心の癒やしになれば」と話す。

 青葉区の市福祉プラザにも飾られている。