仙台市太白区のあすと長町第2災害公営住宅の集会所で23日、長町中合唱団が交流コンサートを開き、東日本大震災の被災者ら約50人が耳を傾けた。

 合唱団は昨年11月、被災地交流で神戸市を訪れ、阪神大震災の復興ソング「しあわせ運べるように」を現地の中学生と歌った。その様子を報道で知った災害公営住宅の古沢功三さんが、同曲を聴きたいという趣旨の手紙を長町中の今野隆校長に送り、実現した。

 同曲の他にも「青葉城恋唄」など6曲が披露された。岩手県大槌町で被災した古沢さんは「思わず涙がこみ上げてきた。今後、津波に追われながら逃げた自身の経験を伝えたい」と語った。

 2年の中村晃舵さん(14)は「一緒に口ずさんでくれる姿が心に染みた。歌って良かった」と振り返った。