24日で発生から60年となるチリ地震津波の資料展が16日、宮城県南三陸町の町生涯学習センターで始まった。町図書館が三陸沿岸に甚大な被害をもたらした災害の記憶を伝えようと企画した。31日まで。

 マグニチュード(M)9.5の地震が1960年5月23日、南米チリ沖で発生し、翌24日に高さ最大5.5メートルの津波が旧志津川町を襲った。県内最多の41人が犠牲になり、家屋312戸が流失した。

 町中心部の八幡川をさかのぼる津波や救援活動に当たる自衛隊の写真、「志津川一瞬地獄の町に」との見出しで惨状を伝える新聞記事など約180点を展示。避難の様子や震災後の生活を、当時の志津川小児童が記した文集も並ぶ。

 町図書館の山内長弘館長は「資料は限られているが、展示を通じて津波の恐ろしさを伝えたい」と話した。