気仙沼署は27日、気仙沼海上保安署や民間業者と協力し、東日本大震災の津波で流失したとみられる水没車両4台を、気仙沼市浪板の造船所解体工事現場近くの海から引き揚げた。

 解体工事で潜水した作業員が25日に発見した。4台は岸から約150メートル、水深9メートルほどの海底に集まっており、クレーンを積んだ台船で1台ずつ引き揚げた。

 4台は軽乗用車3台と軽トラック1台。気仙沼署はナンバープレートや車内に残された物品から、持ち主や行方不明者の手掛かりを捜す。

 15日には同市大島でも流失車両が引き揚げられた。同署の菅原和警備課長は「市内にはまだ200人以上の行方不明者がいる。一つでも多く手掛かりを見つけたい」と話した。