東日本大震災で被災し閉校となり、震災遺構として整備される山元町の旧中浜小の校歌を収録したCDが完成した。卒業生や教職員ら約80人が集まった昨年12月の合唱が音源で、参加者らに無料で配っている。

 合唱した校歌1~3番のほか、伴奏だけのカラオケ版、オルゴール版を収録し計9分弱。ジャケットに収録風景や震災前の校舎の写真を掲載した。主催した一般社団法人オーバーザレインボウ基金(栗原市)が計500枚作った。

 収録に参加した山元町の主婦横山真理子さん(64)は11日、坂元地区の町ふるさとおもだか館を訪れ、CDを受け取った。

 震災前は中浜地区に住み、子ども3人が同校に通い、自身もPTA役員を務めた。「子どもと一緒にずっと歌ってきた校歌。閉校となったが、CDとして保存されてうれしい。海の音が聞こえた中浜小を忘れないでほしい」と語った。

 CDは卒業生や地域住民、希望者に、町生涯学習課とおもだか館で配っている。