福島県大熊町は1日まで2日間の日程で、東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域のうち、本年度内のJR常磐線全線再開に合わせた大野駅周辺の避難指示解除と特定復興再生拠点区域(復興拠点)の一部立ち入り規制緩和に関し、住民説明会を開いた。吉田淳町長は終了後「おおむね町民に理解されたと思う」と述べた。

 説明会はいわき、会津若松、郡山各市で開き、町民計約140人が参加。国の担当者は「大野駅周辺は避難指示解除の要件を満たしている。先行的に避難解除するとともに、立ち入り規制も一部地区で緩和し復興を進めることが必要だ」との考えを示した。

 町民からは明確な反対はなく、放射能に対する不安を訴える意見が出た。町からは追加除染の実施を国に働き掛けるといった対応の説明があった。

 町は町議会に状況を報告した上で、国と具体的な解除日などを協議する。