東北大の全学組織「災害復興新生研究機構」と東京電力福島第1廃炉推進カンパニーは24日、廃炉作業の推進と人材育成に向けた包括連携協定を結んだ。期間は4月1日から5年間。

 東北大は、新生研究機構と連携した「原子炉廃止措置基盤研究センター」で、第1原発の廃炉推進に向けて技術開発を進めてきた。

 協定によると、両者はセンターに廃炉支援基盤研究部門を新設し、共同研究拠点として第1原発の敷地内に分室を置く。東電社員と廃炉関連の研究に取り組む東北大の若手研究者が意見を出し合い、実用化や基盤強化につなげる。研究費は東電が全額負担する。

 協定締結式で東北大の原信義副学長は「東北大のシーズ(知的財産)を生かし、東電のニーズに応えたい」と話した。廃炉推進カンパニーの小野明最高責任者は「安全で確実な廃炉はもちろん、連携を通じた人材育成への期待も大きい」と意気込みを語った。