東京電力福島第1原発事故の放射性物質で汚染された国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の廃棄物を巡り、宮城県大河原町の住民グループは29日、角田市の仙南クリーンセンターでの焼却中止などを求めた署名を、センターの運営団体の理事を務める同町の斎清志町長に提出した。
 「放射能汚染廃棄物の焼却に反対する大河原の会」の長谷川進会長(77)が町役場で、斎町長に町民ら8083人分の署名を手渡した。センターは、大河原など仙南2市7町でつくる仙南地域広域行政事務組合が運営している。住民グループによる関係自治体への署名提出は初めて。
 斎町長は「署名簿の提出があったことを組合に報告したい」と話した。長谷川会長は「センター周辺6キロ圏内には大河原町の全域がほぼ含まれる。2市7町の中で最も健康被害を受ける地域になり、中止を求めた」と説明した。