河北新報社は11日、東日本大震災の教訓を検証する河北新報の連載企画「わがこと 防災・減災」の英訳版を河北新報オンラインで公開した。来年3月に仙台市で国連防災世界会議が開かれるのを前に、被災現場で集めた貴重な証言を国際社会に訴えやすい形であらためて発信する。

 「わがこと」は、河北新報社が2013年から展開する「いのちと地域を守る」キャンペーンの柱の一つ。ことし7月まで38回にわたって連載している。11日に公開するのはプロローグと第1部の計5回分。来年3月11日までの毎月11日に、残りを順次公開する。

 英訳作業を指揮したのは米国ハーバード大ライシャワー日本研究所の元所長で、同大歴史学部のアンドルー・ゴードン教授。ボストン大、ミシガン大などで日本語を学ぶ12人の学生らがボランティアで翻訳を担当した。

 ゴードン教授は「震災の教訓を後世に伝えるため、世界的な災害の記録のデジタルアーカイブ化を進めている。『わがこと』英訳版が、世界中の人々の防災意識を高めるきっかけになってほしい」と話している。

◎わがこと 防災減災 英訳版
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1151/