超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の建設候補地である岩手県南と宮城県北の北上山地に隣接する登米市で2日、市内11の経済団体がILC誘致推進協議会を設立した。
 設立総会に市内の企業などから100人が出席。後藤康治・市産業振興会長が「盛岡から仙台までのコアゾーンにある登米市は大きな役割を求められる。国際プロジェクト誘致を強力に進めていこう」と述べた。
 代表に後藤会長を選出。(1)市民への普及啓発活動(2)一関市など重要関連地域との協力体制構築(3)市内への波及効果の研究-など本年度の事業計画を決めた。約100社が加盟する。
 東大素粒子物理国際研究センターの山下了(さとる)特任教授と勝部修一関市長による特別講演もあった。
 ILCは地下約100メートルに長さ数十キロのトンネルを建設し加速器で電子と陽電子を高速で衝突させ、宇宙誕生の状態を再現する国際研究施設。文部科学省の作業部会によると、人件費を含む総事業費は7355億~8033億円と試算され、周辺地域への経済波及効果が期待されている。