岩手、宮城両県にまたがる北上山地が建設候補地の超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」について、達増拓也岩手県知事は8日、自民党本部を訪れ、誘致に前向きな姿勢を年内に打ち出すよう要望した。同党を軸にしたILC推進の連絡協議会が今月発足するのに合わせ、党幹部らに早期実現を求めた。
 二階俊博幹事長に面会した達増知事は「地元も頑張るので年内に建設誘致を決めてほしい」と要望書を手渡した。二階氏が本部長を務める党国土強靱(きょうじん)化推進本部も連絡協議会に参加予定。二階氏は「党として頑張る」と述べたという。
 要望には東北ILC準備室長の鈴木厚人岩手県立大学長、県ILC推進協議会長の谷村邦久盛岡商工会議所会頭が同行した。
 施設建設から20年間で総額5兆7190億円の経済波及効果が見込めるとする推進協の試算を説明した。