岩手県が超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の誘致活動強化のため、ILC推進室を「局」に格上げする方針を固めたことが31日、分かった。19日開会の6月定例県議会に部局設置条例改正案を提出する見通し。

 現行の推進室は政策地域部に属し、本年度の職員は13人。部と同格の局とすることで予算配分や職員配置を増強できる。

 10月28日~11月1日には国内外の研究者が集まる国際会議が仙台市で開かれる。これに先駆けて態勢を強化し、国内外に地元自治体の熱意をアピールしたい意図があるとみられる。

 ILCは岩手、宮城両県境にまたがる北上山地が建設候補地。総事業費は7355億~8033億円と試算される。文部科学省は3月「計画に関心を持って国際的な意見交換を継続する」との見解を表明し、誘致判断を先送りした。