村井嘉浩宮城県知事は5日の定例記者会見で、宮城工高1年の男子生徒=当時(15)=が8月に自殺した問題について「遺族の要望を踏まえ、第三者委員会で客観的に検証する。県教委は遺族に寄り添った対応をしてほしい」と述べた。
 村井知事は「将来のある高校生が亡くなったことは非常に残念だ」と強調。第三者委に遺族側推薦の委員を選ぶよう求められていることに関し「公平公正な調査の実施と併せ、遺族から理解されるよう努力をしてほしい」と県教委に注文した。
 石巻市の県慶長使節船ミュージアムにある復元船サン・ファン・バウティスタ号の老朽化問題で、村井知事は4分の1の大きさの新船製作など複数案を検討していることを正式に公表。8日の検討委員会で示す。「委員の意見を聞き、県としての方向性を決めたい」と話した。
 東京電力福島第1原発事故の放射性物質で汚染された国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)を超える指定廃棄物の処分を巡り、秋元司環境副大臣が村井知事との会談で、議論の再開に前向きな発言をしたことにも触れた。
 村井知事は「基準以下の汚染廃を処理しながら、いつかは議論を再開させなければならないと受け止めた」との認識を示した。