レンコンは漢字で書くと「蓮根」ですが、地中に伸びる茎。輪切りにするといくつかの穴があります。この歌はレンコンの穴をまじまじと見て考えているのがユニークです。調理中か食事の時に穴を見つめたのでしょう。食材になる前は泥の底に伸びて深い呼吸をしていたのだと気づきます。私たちには見えないところで「うっとりと」生きていたレンコン。穴から葉や花に空気を送っていたのです。レンコンの空洞にも役割があったのですね。(梅内美華子)