息子が母親を評する「純なこころがウリ」だったというせりふが印象的で面白いです。友達かアイドルに向けて言うような気軽さと少しのトゲがあります。大人になって親を客観的に他者として見ている息子。母は自分の性格をつかれて少しショックを受けたことでしょう。でも母は大人になった息子の声に、少年の声の記憶を聞き取っています。生意気さの奥にあるかわいらしさ。このような会話ができる親子関係はすてきです。(梅内美華子)