鳥に関心がない人にとっては、ああ鳴いているなと思うだけですが、作者は違います。木の葉に隠れて姿を見せずに鳴く鳥の声を聞き分け、さまざまな鳥が鳴き継いでいるさまを「連歌(れんが)」のようだと歌ったところがユニーク。連歌は、五・七・五(上の句)と七・七(下の句)とを交互に重ねて詠んでゆく文芸形式です。ほかに<コジュケイの姿この頃みえねどもぴぃちょほいぴぃちょほい声にのみ聴く>といった楽しい聞きなしの歌もあります。(本田一弘)