『万葉集』巻二十の歌。アジサイを詠んだ歌は万葉集に2首あり、漢字の原文では「味狭藍」と書かれています。アジサイが八重に咲くように、ますます長い年月を生きてください、あなた様を見ながらお慕いしていましょうという意味。「八重」「弥つ代」とヤの音を続けて、お祝いの気持ちを込めているのです。宴席で花に寄せて詠まれました。諸兄は美努(みぬ)王の子で、母橘三千代の姓を継いで臣籍に下り、左大臣として活躍しました。
(梅内美華子)