「朝日子」は日の出の太陽。「子」は、古くからある親しみを込めた呼び方です。侘助(わびすけ)はツバキ科の一種。作者が白花の清らかさを優しく見守っているのが伝わってきます。朝日を抱くようにして静かに揺れる一瞬。言葉や心を持たない植物が何かを求めているように感じたのでしょう。<ショパンの手大きからぬを見つめむとまなこ集まる博物館に>はポーランドのワルシャワを旅した時の歌で、人々の関心を捉えています。歌集『風の窓』より。(梅内美華子)