制服のスカート丈を調整している女子生徒たち。おしゃれをしたいという心理を理解しながらも、校則を守って過ごしてほしいと注意する先生。下の句は一転して紛争の犠牲になった少女を思っています。危険に接している異国の少女を悲しみ、屈託のない生徒たちを一層いとおしく思うのでしょう。若い人が平等に安全に過ごす世界はまだ遠いのだとかみしめます。作者は奥州市に生まれ、高校教諭を長く勤めました。歌集『次は君だよ』より。(梅内美華子)