平安時代末期、平氏と源氏が勢力争いをしました。平忠度は平清盛の弟です。一の谷の合戦(神戸市)で源氏方の兵に捕まり討たれました。この時の戦いで平家は大敗し、一族のうち10人が討ち死にしたのでした。忠度が死ぬ前に詠んだと伝えられる辞世の歌です。旅でさまよっているうちに暮れてきた、桜木の下に休むならば花が宿の主人になろうか、という優しい叙情が詠まれています。武芸にも和歌にも優れた武将でした。『平家物語』より。
(梅内美華子)