平成という時代の終わりにまた一つ、学びやの灯が消える。宮城県加美町の旭小。山形県境の山間地で、東北最古の磁器「切込焼」で有名な陶芸の里にある。

 17日、卒業式と閉校式が行われた。最後の卒業生2人を含む児童20人は、先生や地域への感謝の気持ちを込めて、校歌の合唱や太鼓の演奏を披露した。

 宮城県内の児童数は平成の間に約4割減少し、計約11万6000人に。小学校の数はここ10年で73減った。

 校門の脇に皆でタイムカプセルを埋めた。「15年後、またここで会おう」。シンボルの赤い三角屋根の時計台がきっと待っている。
(加美支局・佐藤理史)