自作の模型を少しずつ動かし、その都度写真を撮っていく。それから再生すると、あたかも動画のように動きだす。

 そんな丁寧な作業を続けて完成させる「こま撮りアニメ」に、仙台工高模型部の部員10人が取り組んでいる。東日本大震災後に作り始めたが、映像の質は年を追うごとに上がり、今や仙台短編映画祭の常連。

 仙台空襲を題材とした作品は昨年、「全国自作視聴覚教材コンクール」で優秀賞を受けた。国内の一般応募者と競い合う実力を身に付けている。

 こま撮りアニメは手間がかかり、製作に数カ月を要するほど。それでも「見た人に楽しんでもらえると、また面白い作品を撮りたいという力になります」(模型部長の阿部ひかるさん)と挑戦し続ける。
(写真部・安保孝広)