実りの秋を迎えた宮城県北の水田農業地帯「大崎耕土」。7月の低温と8月の猛暑で「人間より稲が苦労した年」と言われたが、作柄は何とか回復し、新米が市場を活気づける。
 大崎耕土が東北で初めて国連食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産に認定されてから間もなく2年。1市4町などでつくる大崎地域世界農業遺産推進協議会は9月、家屋を囲む屋敷林「居久根(いぐね)」の保全・活用策を探る検討会を設置した。
 朝日を浴びて輝く水田や居久根、江戸時代から受け継がれる水管理システム、稲をくいに掛ける作業など「生きている遺産」を訪ね歩いた。
(大崎総局・喜田浩一)