元号が「令和」に移って初の正月。宮城県内有数の歴史を誇る竹駒神社(岩沼市)は、大勢の初詣客でにぎわった。昨年暮れから大しめ縄や縁起物作りに追われ、用意万端で迎えた元日の「竹駒さま」。夜を徹して参拝客を心温かく出迎えたその“舞台裏”を取材した。

 市中心部にある神社は承和9年(西暦842年)の創建。日本三稲荷の一社として知られる。毎年、正月の三が日には、県内外から延べ約50万人が参拝に訪れる。

 1日午前0時すぎ、手がかじかむ寒さの中、拝殿に向かう参道には新年に明るい展望を願う人たちが長い列を作った。

 名取市の看護師大内美穂さん(28)は「毎年竹駒神社にお参りします。令和初なので、さい銭を奮発しました」と笑顔を見せた。

 同神社の村田守広宮司(63)は「災害の少ない平穏で平和な幸多い年になってほしい」と祈念していた。
(写真部・坂本秀明)