◎パン/ぱんやあいざわ(宮城県松島町)

 おいしいパンを求めて松島へ足を延ばしました。観光客でにぎわう海岸通りから横道に入ると、住宅街の中にモノトーンのしゃれた建物が現れます。目当ての店「ぱんやあいざわ」です。店頭にはカンパーニュやバゲットなどのハード系パンを中心に、クロワッサン、デニッシュ、あんぱん、食パンなど約40種類が並びます。
 「使う小麦粉は全て国産」が、店主の相沢隆志さん(40)のこだわりの一つ。現在は北海道産の6種類を、パンの種類に合わせ、時にはブレンドをしながら使い分けています。その風味を引き出すのは、相沢さん自身が小麦粉から起こした自家製酵母です。「発酵に時間はかかりますが、小麦の甘みと香りの出方が違います」
 小麦と酵母が織りなすシンプルなおいしさを味わうなら「日本のカンパーニュ」(4分の1サイズ、237円)を。外はパリッと香ばしく、中はしっとり&もっちり。かみしめるほどに、うま味とかすかな酸味がじんわりと広がります。
 もう一つ、私のお薦めは「あんぱん」(162円)。中のあんは、北海道の農場から直接仕入れている小豆をてん菜糖ときび砂糖とで3日間煮込んだ自家製。しみじみと優しい甘さがパンとの相性抜群なんです。
 相沢さんは1日で売り切れる数を調整しながら仕込み焼き上げるため、早い時間に売り切れる日もあります。最近は予約して来店するお客さまも増えているそうです。確実に購入したい方は、ぜひ1本お電話を。(陽)

<メモ>宮城県松島町松島字町内157の2▽午前8時半~午後5時(売り切れ次第終了)▽月曜定休に不定休あり▽食パン(1斤302円)クロワッサン(172円)パン・オ・ショコラ(194円)。午前中は比較的種類がそろう▽022(354)0233。