◎大学入試・AO・推薦入試

 大学の学部や入試形式が多岐にわたり、高校1、2年生は選択に悩んでいることだろう。

 大学入試は一般入試のほかに推薦入試、アドミッション・オフィス(AO)入試といった学力以外を評価する入試の定員枠が広がっている。

 2019年度の入学者を選抜した入試では、国公立大の平均倍率は推薦入試2.6倍、AO入試3.4倍。私立大は推薦入試2.8倍、AO入試2.0倍で、いずれも年々受験者が増えている。一般入試の難化を恐れた受験生が、より早く確実に合格を決めようと、推薦・AO入試に向かったとみられる。

 推薦入試には、全国どの高校も出願できる「公募制」と、大学が特定の高校を指定して実施する「指定校制」がある。国立大の推薦入試は原則として公募制だ。私大は、公募制と指定校制の両方を実施するところが多い。一定の評定基準を出願条件とする大学が多く、(1)書類審査(2)小論文(3)面接を通して選考を行う。主に高校3年の11月から実施される。

 AO入試は、出願条件に評定基準を定めていない場合もある。受験生が「大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)」に合致しているかが重要で書類や面接、小論文で選考する。選考は早い大学では高校3年の8月から行われる。

 推薦入試は、評定重視で過去の実績が評価されるのに対し、AO入試は求める人物像重視で、将来性を評価する。いずれも合格の秘訣(ひけつ)は、早めの準備と入念な対策だ。特にAO入試は出願時期が推薦入試よりも早く、「志望理由書」などの準備も必要だ。

 小論文や面接は学科試験のような「絶対的な正解」はないが、添削や指導を受けながら練習をこなせば着実に上達する。準備したものを先生や塾講師など第三者にチェックしてもらい、自信を持って入試に臨んでほしい。
(進学プラザグループ第一事業部・仙台個別指導学院・荒川雄二統括責任者)