◎実力アップ勉強法(3)

 志望校合格を勝ち取るためには、限られた時間で学習効果を最大化することが重要だ。そのためには塾や学校での勉強に加え、自宅学習をどれだけ効率的に進められるかが鍵となる。自宅学習を効率化するポイントを3点紹介したい。

 1点目は、集中して学習に取り組める環境を整えよう。例えば「学習机では勉強以外のことをしない」と決める。窓の外の景色に意識が向いて気が散ることを防ぐため、机の正面に窓が位置しないよう部屋の模様替えをするといった工夫もいい。

 2点目は、脳のリズムに合わせて最適な時間帯に勉強して学習効果を高める方法だ。学習能率は午前7時に起きる人なら午前10時ごろにピークを迎え、午後1時ごろに下がる。その後、午後3時ごろに再びピークとなり、また下がる。

 休日や冬休みなど自宅学習の時間が増える際は、能率が上がる時間帯に勉強時間を合わせて学習効果を高める。能率が上がらない食後や入浴後の30分間は休養に充て、能率の高い時間帯に取り組むことを勧める。

 最後に学習効率を高め、テストで好結果を出しやすくする「速読訓練」を紹介したい。読書量が減って文字を読むスピードが落ちているといわれるが、読書のスピードと全科目の偏差値は密接な相関関係がある。

 読むスピードを上げると、問題文の把握や内容理解の速度も上がり、学力向上の近道となる。例えば新聞の1面を毎日3~4分程度で読むなど、日頃から意識して速読訓練をするといいだろう。
(家庭教師のトライ・阿部正純教育プランナー)