◎高校入試・私立対策

 公立高入試から前期選抜試験がなくなり、私立高の一般入試は来年2月に実施される。これまでと比べ実施が多少遅くなるとはいえ、冬休みに受験する高校の入試に触れ、対策をする生徒が多いだろう。

 公立が第1志望でも、受験する私立の問題を全く知らずに臨むのは避けたい。高校や教科によって差はあるが、私立特有の問題もあり、相応の対策が必要になる。

 入試にマークシート方式を採用している高校もある。マークでの解答に慣れていない生徒は、この練習も必要だ。受験する高校の問題には、少なくとも3年分は取り組みたい。

 高校によっては、公立の入試問題と似た問題が出題されており、公立高入試対策につながる場合もある。また、難易度が高くても理解し、解くことで力のつく良問も存在する。難しすぎる問題に固執する必要はないが、時間をかけて取り組む以上、意味のある学習にしよう。

 さて、過去問演習で気を付けたいのは、「やりっ放し」にしないことだ。冬休みに公立の過去問に取り組む生徒も多いと思うが、「過去問をやる」から合格に近づくのではなく、「過去問を活用する」から合格に近づくことを忘れないでほしい。

 過去問を本番と同じ時間で解き、採点する。その後、すぐに別の過去問を解くのではなく、受験校合格に足りないものを補う戦略を練り、実行してから次の過去問に挑戦しよう。

 過去問に挑戦するごとに、自分の成長が実感できることが望ましい。私立、公立問わず、過去問をしっかりと活用して、ラストスパートをかけよう。
(河合塾NEXT・進藤誠泉中央教室長)