間もなく新年度を迎える。大学受験を控える高校生は、まずは「いつまで」「何を目的に」「何をするのか」を明確にしてほしい。時間は限られており、その中で結果を出すためには、漫然とした勉強は避けなければならない。

 受験本番までの道のりを考えてみよう。例えば、受験本番までに、(1)基礎を固め(2)応用力を磨き(3)実践力を付ける-とする。

 では、その基礎を固めるのはいつまでで、いつから応用問題に挑戦していくか。おおよその見当はついているだろうか。

 高校受験のように、夏休みから本気で取り組めば間に合うだろうという安易な考えは、既に危うい。大学受験で求められる学力は、質量ともに規模が違う。短期間で攻略できるほど甘くはない。

 教科ごとに、どんな手段で目的を達していくのか。教材は既に手元にあり、やり込める状態にあるか。自分の志望大学・学部を受験する際、重要視される科目を優先的に、しっかりと計画を立てて、実行に移していこう。

 模擬試験の結果から軌道修正が必要になった場合も、すぐに手を打ち、先延ばししないことが大切だ。

 新型コロナウイルス感染症の影響で、3月から全国的に休校になった。例年であれば得られなかった時間をどれだけ有効に使えているか。この差が大学受験の結果に大きな影響を与えるような気がしてならない。

 復習が追い付いていない不安単元を新年度に持ち越さないのはもちろん、忙しさを理由に普段やりたくてもできなかった単元としっかり向き合って新年度を迎えたい。
(河合塾NEXT・進藤誠・泉中央教室長)

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 「入試のツボ」は、4月からは中学・高校受験の情報を紹介します。