新年度がスタートした。今回は高校受験を控える皆さんに、授業が本格化する前に始めてもらいたいことを三つ紹介しよう。

 一つ目は、各教科の基本用語の暗記学習だ。英単語や漢字などの語句の暗記は、取り組んだ分だけ成果を得やすい。既習範囲または新学期の学習範囲に焦点を当て、計画的に取り組もう。ノートや単語帳を活用し、定着度を確かめながら進めてほしい。

 基本的な用字・用語が身に付けば、分野を問わず得点の土台となる。言葉が増えれば、記述もスムーズになるだろう。基礎力を高めるには、計算練習などもお勧めだ。

 二つ目は新学期の先取り学習だ。4、5月に学ぶ内容を前もって把握すれば、心にも余裕ができる。ただし、先取り学習は自分のレベルに合わせて無理なく取り組むこと。今まで先取り学習の習慣がなかった場合は、まず教科書に目を通すことから始めたい。

 新しい学習内容を予習だけで完璧に理解するのは難しい。大切なのは、予習しても分からないポイントを見つけることだ。難しく感じた箇所には印を付けて、その後の授業で、特に注意深く学習しよう。

 三つ目は、年間の見通しを立てること。学習と部活動の両立に悩む生徒はとても多い。4月は学習の目標や計画を設定するチャンス。部活動の年間スケジュールも一緒に確認しよう。大切な大会と定期テストの日程が重ならないかどうかを見て、テスト前に予定が立て込んでしまう場合は、学校が設定する準備期間よりも早めの対策を心掛けたい。

 多忙な毎日の中でやり残しが積み重なると、取り返すことが難しい遅れにつながる。苦手な単元や後回しにしたところは、1週間単位でカバーするのが理想的だ。毎日の隙間時間や週末をどう使うか。この春に、自身の学習スタイルを見直してみよう。
(個別教室のアップル・田中萌教務)