公立高入試では、調査書が合否に占める割合は大きい。そこでは日々の学習態度や、定期テストに向けた対策が重要になる。評定を含む調査書も、入試と同様に重要と認識を持つことが、合否を左右する。

 調査書で最も重要なのが評定だ。共通選抜では、主要5教科(国語・社会・数学・理科・英語)と、ほかの4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)の合計195点満点となる。

 この調査書点と、500点満点の学力検査点との相関図を用いて、両方が満点に近い受験者から順番に合格となる。学力検査点と調査書点の比重は、各校が独自に定める。

 一方、特色選抜では各教科と各学年の評定を各高校が定めた倍率で算出して合計する。その倍率は主要5教科で0.25~2.0倍、他4教科は0.5~4.0倍と、学校ごとの差が大きい。学力検査点の配点も、各校が独自に定めるので、受験校によって調査書の重要度は変わる。

 いずれにしても3年間の評定が調査書点に直接つながる。1年生から受験勉強はスタートしているという認識で、計画的に学習を進める必要がある。

 この評定は「関心・意欲・態度」「知識・理解」「思考・判断・表現」の達成度が基になっている。定期テストの点数だけでなく、授業態度や提出物をきちんと出しているかも評価される。評定は、各学校で総合的な評価を行った上で決められるので、普段の授業や提出物もおろそかにしないことが大切だ。

 調査書には評定以外にも「生活習慣」「責任感」「勤労・奉仕」や部活動、ボランティア活動の記録なども含まれる。点数化はされないが、各校が求める生徒像に照らし合わせて総合的に審査される。さまざまなことに意欲的に挑戦する姿勢を心掛けよう。
(家庭教師のトライ・阿部正純教育プランナー)
=土曜日掲載=