8カ月間の令和元年があっという間に過ぎ、令和2年の幕が開きました。新元号になって何か新しいことにチャレンジを!と、友人と2人で昨年9月に「オカリナ」という楽器を習い始めました。

 20年前から楽器は持っていたのですが、時々アトリエでいいかげんに何曲か吹く程度で、長い間引き出しの中で眠っていました。

 ある手作りイベントのゲストで演奏していた先生に一目ぼれ(一耳ぼれ?)してしまい、月2回のオカリナ教室を開講していただきました。先生は元々クラリネット奏者ですが、リコーダーに鍵盤ハーモニカなどさまざまな楽器の達人です。「なぜ数ある楽器の中から、オカリナを選んだの?」と聞かれました。

 余興に簡単な楽器の一つでも…と軽い気持ちで選んだオカリナですが、きちんと音を出して吹くには、とても不安定な楽器で、難しいものなのだそうです。

 温かい音色のオカリナはイタリア語で「小さなガチョウ」という意味。主に素焼き陶器で作られていますが、木管楽器に分類されます。木製のオカリナは「コカリナ」と呼ばれます。

 単に鳴らすだけなら吹けば音が出やすい楽器です。しかし、体の姿勢やあごの角度、息の強さや気温などで音程が変動する上、楽器の支え方などにこつを要するので、吹きこなすにはある程度の訓練が必要です。音域は1オクターブ半程度。初心者はアルトから始めるそうです。

 小学4年まで電子オルガン、6年まで合唱の経験はありますが、それ以降は楽譜やメトロノームなどとは無縁でした。約35年ぶりに楽譜を読んだり、音符を譜面に書き込んだりと音楽の基礎を学び、何とか、様になってきたところです。

 ところで「音」というのは、空気があって振動するから聞こえるのだなあ。音のない宇宙に思いをはせ、温暖化などさまざまな問題を抱えながらも、地球に住む喜びを感じています。

 まずは純粋に音色を楽しみながら吹くしかないと自分に言い聞かせ、プチ演奏会に向けて、課題曲の練習を頑張りたいと思います。
(造形教室主宰)