「あっという間に書き上げましたよ」。にこにこしながら話し掛けてきたのは、殺伐としたニュースを扱うことが多い司法担当記者。ニューハーフショーパブの取材がよほど面白かったらしい。
 4月の本紙夕刊リニューアルに合わせ、新シリーズ「いぎなり仙台」をスタートさせた。統括を任され、最初のテーマは悩んだ末、この時期歓迎会や2次会の需要が高まる国分町に決めた。
 リズムが良く、弾むような記事を「記事が躍る」と言う。ディスコやおしゃれなジャズバー、スポーツファンが集う飲み屋―。記者自ら取材対象に選んだお店が多く、主観を交えた国分町の記事は文字通り躍っていた。
 夕刊リニューアルで始まった小欄もそうだが、一線の記者の思いや喜怒哀楽を紙面に出したいと考えている。記者自身が楽しみ、驚く姿を見てもらうことで、紙面により親しみを持ってもらえればと願う。
(報道部・久道真一)