プロ野球の放映に合わせて野球ファンが次々集う。お目当ては地元チームの東北楽天。「頼むぞ、銀次」「美馬、抑えてくれ」。老若男女が野球の話題で盛り上がる。さあ、プレーボール-。
 仙台育英高、東北高、仙台高など、店内には宮城の高校野球部のユニホームがずらり。甲子園常連校のペナントも壁を飾る。スポーツ少年団や高校野球の関係者がしみじみと昔を懐かしみ、思い出話に花を咲かせる。
 野球居酒屋「一か八か」店主の菅井勇希さん(35)は、宮城・東陵高で白球を追い掛けた元球児。「野球をきっかけに、来てくれた人たちがつながれる空間にしたい」とアットホームな雰囲気づくりを大事にしている。
 7月で開店から7年になる。最初は普通の居酒屋だった。4年前、菅井さんが東陵高時代のユニホームを店に飾ると、常連客が次々ユニホームを持ち寄り、気が付けば野球一色に。屋号を「野球居酒屋」にリニューアルした。
 人気メニューの主砲が重さ300グラムの「わらじコロッケ」だとすれば、ハムカツやボリュームあるナポリタンがクリーンナップに並ぶ。常連客の男性(30)は「味はもちろん、食べ応えがあって大満足」と魅力を話す。
 みんなでわいわい言いながら飲むのもよし、ゆったりと自宅にいるような感覚で試合を楽しむのも、またよし。居酒屋でプロ野球を見ながら、ぐいっとあおる生ビール。今日も延長戦突入だ!(大谷佳祐)

[野球居酒屋 一か八か]仙台市青葉区国分町2の10の23、丸井プラザビル地下1階。午後5時半~翌午前1時半。日曜定休。18席。12人以上で貸し切りも可。3500円と4000円のコース(飲み放題時間無制限)がある。連絡先は022(721)1361。

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