仙台市宮城野区の障害者就労支援施設「工房すぴか」の販売スペースには、カラフルな色合いに仕上げた「さをり織り」のストラップが並ぶ。好みの配色を探すのが楽しいと人気だ。
 工房が扱う商品は、ギターやカメラ用のストラップなど4種類。知的障害、精神障害のある22人が手分けして機織り、縫製、袋詰めをする。機織り担当の高橋奈央子さん(33)は「無心になって織ると味のある配色になる」と話す。
 工房を運営するNPO法人煌(かがやき)の会は、2年前に独自ブランドをつくった。身近な商品を通じて、障害者福祉に関心を持ってもらうのが狙いで、ストラップはその看板商品だ。
 「利用者の感性を生かした作品を広く伝えたい」と語るのは、代表の竹樋(たけひ)秀康さん(49)。売り込みを強化した結果、東京都写真美術館の一角にスペースを確保できた。3月から販売しているカメラ用ストラップは既に20本以上売れた。
 竹樋さんは「一つ一つが芸術作品。販売する場所を増やしたい」と意気込む。
(奥瀬真琴)
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[工房すぴか]仙台市宮城野区新田1の5の44。カメラ用ストラップ4500円、ギター用6000円。社員証などをつり下げるストラップやベルトも扱う。営業時間は月―土曜午前10時~午後3時。駐車場あり。連絡先は022(781)5272。